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水泳と耳・鼻


水泳と耳・鼻

水泳の際の耳・鼻について

鼻詰まり

急性中耳炎になっている場合は、プール・水泳はお休みしてください。痛みだしたり発熱したりすることがあります。
耳に大量に水が入った場合、放置したり綿棒でかき出したりせず、耳鼻科を受診するようにしてください。放置したり、無理に綿棒でかき出そうとしたりすることで、外耳炎になることもあります 。
水泳の後に、耳や鼻に違和感を感じた際は、耳鼻咽喉科に受診するようにしましょう。


水泳前に気を付けたいこと

夏と言えば水泳のシーズンで、特にお子様や学生の方などは授業でプールに入る機会が多いものです。
但し、耳や鼻に病気がある方は、水に入ることで症状を悪化させてしまう危険があります。
そこで、プールや海で泳ぐ際に注意したい耳と鼻の病気についてご説明致します。

急性中耳炎

特にお子様によく見られる疾患です。
症状として耳の痛みや、発熱することもあります。原因は風邪などで鼻の奥に感染した細菌やウイルスが、耳管という管を通って中耳に侵入することで発症します。
但し、例え耳に水が入っても、鼓膜に穴が空いていなければ急性中耳炎を発症することはありません。しかし、中耳炎がある時にプールや海で泳ぐと、痛みなどの症状が悪化する場合があります。ですので、中耳炎がある方は水に入る前に一度当院までご相談下さい。

滲出性中耳炎

これもお子様に多くみられる疾患で、中耳に液体が溜まり、耳が聞こえ難くなります。
通常は泳いでも症状が悪くなることはありませんが、治療のため鼓膜に換気チューブを入れている方は注意が必要です。
換気チューブ自体はごく小さなものなので、入浴程度では水が入ることはありませんが、プールや海で泳ぐ際は、念のために耳栓などで水が入るのを防ぎ、耳に負担のかかる潜水や飛び込みはできるだけ控えるようにしましょう。

慢性中耳炎

鼓膜に穴が開いているので基本的に泳ぐことは避けた方が良いのですが、どうしてもの場合は必ず耳栓をして水が入るのを防ぐように心がけて下さい。

めまい・難聴

どなたでもご経験があるかともいますが、水中に潜ると水圧で鼓膜が圧迫され押さえつけられるような感覚におちいります。
通常は、耳抜きをすることで、耳管を通して中耳内の圧力を調整し、鼓膜への圧迫を軽減していますが、これがうまくいかないと耳が痛くなり、中耳炎を引き起こすことがあります。
また、深く潜ると水圧が高くなり、内耳まで圧迫されると、急激なめまいや耳鳴りを発症し、ひどい時には耳が聞こえなくなるケースもあります。
耳抜きは、風邪をひいたりアレルギー性鼻炎といった病気があるとし難くなるため注意が必要です。

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎をお持ちの場合、プールで使われる消毒薬による刺激でアレルギー反応を起こし、鼻づまりや鼻水が一時的にひどくなることがあります。
プールから上がったら、うがいや鼻の洗浄を入念に行いましょう。

病気の程度によっては、もう少し厳しい制限がつく場合もありますが、基本点な注意事項を守ればプールや海での水泳は問題ありません。
どうしても、気になる症状がある、耳・鼻に違和感があり心配だという方は、お気軽に当院までご相談下さい。

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